春彼岸

昨日から春のお彼岸に入りました。

気温もグッと上がり、どんどんと雪どけが進んでいますが、お墓参りができるまでにはもう少しかかりそうです。

越後三山も本当に綺麗です。
これからどんどんと地肌の黒色がでてきて、次には新緑が始まって、白、黒、新緑と鮮やかな季節を迎えるようになります。

千手院では春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸と、お参りするお檀家を決めさせていただいて、年に1回はお仏壇のお参りに伺うシステムになっております。
もちろん新盆を迎える時は、お盆もお参りさせていただきます。

年忌も含め、これらの追善回向は、人によっては一見無意味なことに感じられるかもしれません。
最近はどんな簡略な形をもってしても、ご法事を行わない人も増えてきました。

しかし、今や世界遺産になった高野山をお開きになった弘法大師はおっしゃっています。

道端のゴミひとつ拾うこと同様に、読経を上げご先祖に供養を捧げることは、心の豊かさを作っていくのだと。

経済成長、仕事、お金・・・どれも大切なものですが、あまりに連呼されすぎているようにも感じます。
先般、お子さんが自殺をしてしまった親がテレビで悲痛な思いを打ち明けていました。「こんな社会に誰がした」と・・・心底考えさせられます。
理屈ではない、一見無意味のように見えたり、証明できない事柄に目を向ける、見えない物を見る、見ようとする訓練が必要な時代なのかもしれません。

これをすると何のメリットがあるの?
そう思って取り組むと見えなくなるもの。人の心、情というのは理屈や理論とは離れたところにあるのだという老僧からの教えを感じながらお参りしております。

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