炉開き

今日は亥の日、炉開きの日ですね。

お客様にお茶を出す関係で火鉢にはすでに火を入れましたが、薪ストーブにはちょうど良い火入れの日になりました。

昨日は雲の切れ間から雪をまとった越後駒ヶ岳と中ノ岳が見られ、雪の便りが聞こえ始めると火の暖かさが身にしみます。

お寺に掘りコタツがあった頃、私の祖母は「戌の日」を選んで火を入れ、火の用心、火防安全を祈っていました。全国的には「亥の日」が圧倒的に多いですけどね。情報がない時代でしたから、どこかで1日ずれてしまったのかも知れません。

私自身、薪ストーブに本当に癒やされています。

最近、この薪ストーブを設置してくれた薪ストーブ屋さんとお話する機会があったのですが、他の業界と同じく、ウクライナ戦争や円安の影響もあり、ほとんどストーブ自体が入ってこないそうです。今までの型もほぼ100%生産中止、この薪ストーブはアメリカ製ですが、戦争への銃や武器生産へ主体が傾き、日本への輸入など全く相手にされなくなり、完全にお手上げ状態だそうです。

食べ物でも何でも原材料を輸入に頼っているうちは、このような状態に常になり得ることが身にしみて分かります。せめてお米くらいでしょうか、何とか自分たちでまかなえるものは・・・

「金の切れ目が縁の切れ目」と言われますが、命がけで日本を守ろうと戦死した人々を親に持つ世代が、その死を無駄にしないため、死にものぐるいで、歯を食いしばって戦後の高度成長を成し遂げ、財を成し、生活を豊かにし、その恩恵、遺産で食いつないできたのが平成の30年だと思います。それも底をつき始め、なくなってしまった時、お金が払えなくなった時、はたして同盟関係を結んでいる国は私達のことを守ってくれるのでしょうか???まず守ってくれないでしょう。

やっぱり、自身の身は自分自身で守れる力をつけれなければならないと思います。他力本願ではなく、確固たる自立を説いているのがお釈迦様の教えです。

Follow me!

weblog

前の記事

南無大師遍照金剛
weblog

次の記事

日本海