悲しい哉

個人情報に抵触してしまうだろう・・・いけないと思いつつ、書かずにはいられないのです。

大切な檀家さんが急逝してしまいました。

ご家族もいまだ信じられない、夢のようだと思いますが、きっと本人が一番信じられない気持ちで今もいるのではないかと思います。

千手院のブログもよく訪れてくれ、私が言うのもおこがましいですが、私の読経ならいつまでも聞いていられる・・・と褒めてくれ、若くして健康を患い、家族からの臓器提供を受け、独身を貫き、人には言うことのできない苦しみがたくさんあったはずなのに、地域の活動にも参加したり、お父さんと畑、田んぼ仕事に汗したり、いつもお母さんとお墓掃除に精を出し、お盆のお参りに伺うといつも同席して手を合わせ、生きること、死ぬことに真剣に向き合った人にしかできない、そんな立ち居振る舞いのできる方でした。

生意気なようですが、坊さんという職についていると、自然にそのような振る舞いができる人って、だんだんと分かるものなのです。これはあまり年齢に関係なく、若くても、年をとっても、できる人とできない人がいるのです。

私と年齢もほぼ一緒でした。

あなたのような人の来世は必ずや明るいものになるはずです。千手院のブログもいつもご覧いただいていたから、きっとYouTubeの千手院の紹介動画も見てくれたことでしょう。その最後にこう綴ってあります。「厳しい冬を乗り越えたあと、必ず春はやってくる」と。

春はやってきます。私が千手院の住職を続ける限り、あなたの明るい未来を仏様に祈り続けます。こうやって檀家と菩提寺というご縁をいただいたことに感謝します。前を向いて歩んでください。仏様は必ずあなたの行いをご覧になっていますよ。

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