銀杏
秋晴れの気持ち良いお天気でした。
午前中は宗派の仕事で長岡市へでかけ、午後からは境内の作業、11月8日、戸立ての薬師様にお供えをする銀杏を落としました。
しばらく袋の中で皮を腐らせ、よ~く洗って実を取り出します。
子供の頃は銀杏拾いをすると皮膚が荒れてかゆくなりましましたが、年をとってそれもほとんどなくなりました(^_^;)ただ、この銀杏の木も池の際に植えられており、根が少しずつ池を割り、水漏れが始まっていることから、この冬か来春あたりに切らなければいけないようになってしまいました。
大きな銀杏がなるので、とてももったいないのですが、頭を悩ませています。
お薬師さまの御護摩法要の灯にあてて御祈願をし、冬の間、少しずついただきます。
先代の住職も最後まで口にできたのが千手院の銀杏でした。具合が悪くなり、他の物はあまり口にできなくとも、銀杏だけは数粒食べることができ、身体が温まるのか?自ら求めていました。最後は足りなくなり、冬の池に沈んでいた銀杏を拾い上げた思い出があります。
寝る前に2~3粒、煎って食べるだけで夜に起きることがほとんどありません。その分よく眠ることが可能です。
そんな先代住職を思い出しながら、秋のちょっとしたひと仕事です。