第16回両祖大師のお誕生を祝う会
6月9日に四国八十八カ所第一番、徳島県、霊山寺前で記念撮影した1枚!
今日は長岡市の東泉閣を会場にして、第16回両祖大師のお誕生を祝う会がありました。
御詠歌講の人たちを中心として、1日報恩謝徳の法要を営んできました。両祖大師とは弘法大師空海と興教大師覚鑁さんのことを云います。
私が老僧から心配事相談を引き継いで今年で13年目を迎えました。13年でご相談にあたった件数は約2500件になりました。
そんな中でつくづく感じている事があります。心配事を乗り越えて、そしてその人なりに「成功」していく人には必ず信仰心があります。
たとえば今回の四国巡礼を例にしましょう。
4泊5日の日程で旅費は128,000円、プラス各お寺で御朱印をいただけば1ヶ寺につき300円か500円かかります。加えていろんな身支度もある程度必要になります。
自身に収入があるかないかという問題の前に、これについて最初にお金で計算する人と、お金の前に弘法大師の足跡を自身でたどってみたいと心から感じる人に大体分かれるようです。
短い期間かもしれませんが、私の実体験上、最初にお金で計算する人はどんなに星の周りが良くてもあまり良くなってはいきません。何故かと言われると私自身よく分かりません。
ただ、最初にお金で計算してしまう人というのは、まず現実しか見えていなく、人の心が見えていない傾向があります。どんなに経済的に豊かでも幸福を感じていない人はたくさんいます。また経済的には貧しくても心は幸せを感じている人もいます。常にブログでも書いていますが、仏教ではその「バランス」が大切です。どちらにも偏ってもいけません。
しかし心配事相談を受けてる中で、良い方向に向かう人は必ず「心」「先祖」「先人への感謝」を意識し、そこから学ぼうとしている人であると確信しています。
昭和の世の中を牽引してきた立派な経営者は実に信仰心豊かな人が多いと思います。
自分が成功したかったら、幸せを得たいと思ったなら、どんな親でも決して卑下したりしてはいけないのであります。
そんなお金を払って四国をお参りして何になる?毎日お経を上げて何になる?
信仰や考え方はみんな自由で結構ですが、立派な財と仕事をし、信頼を集め、実績を残してきた人は決してそのような考え方はしないものです。
Unknown
お坊様、お久しぶりです。四国お遍路一年目、満願おめでとうございます!なるほど…と思って、ブログを拝見しました。今の私には、とても響く内容でした。現実ばかり見て、大切なものを見失ってとった行動が、取り返しのつかない状況を招いています。今はただただ、祈る毎日です。今更…かもしれないけれど… 感謝の気持ちと、信仰心、大切にしていきたいと、思います。
バランス
まさやんさん、お久しぶりですね。お元気でお過ごしでしたか~!
目に見える現実と、目に見えない世界のバランス・・・口で言うのは簡単ですが、実はこれが一番難しいものだと思います。
けど、頭のどこかで意識して日々を積み重ねていくといつか自然とバランスがとれるようになると思います。
お互い、ゆっくり、焦らず、じっくりと構えていきましょう。