ヨシ切り
今日は若手のお坊さんにお手伝いをお願いして、ヨシ切りをしていただきました。
このヨシは秋に沢から刈り取り、天日干しをして、その後に皮をむいて、そしてお正月のお日待の水神様、荒神様、そして星祭や他のご祈祷の幣束に使用するサイズに切りそろえます。
写真ではヨシがあまり写っていませんが、終盤の様子です。
なかなか根気のいる作業で、何日もかかります。
今日1日かけて、約160本を切ってもらいました。
千手院では、現在毎年900本程度のヨシを用意します。今年は住職の体調が比較的順調のため、住職にもかなり切ってもらいましたし、ヨシだけでなく、お正月に使用するハッチョウガミも、今年は全部切っていただきました。ハッチョウガミ切りは私が行っても丸2日はかかる作業です。
ヨシの場合ですと、私1人でしたら、皮むきから使用するサイズに切りそろえるまで丸1週間はかかる作業です。
自慢でも何でもありませんが、私の知る限り、このような幣束作りの伝統が残っているのは、県内でもほとんどないと思います。
印刷の力も多少借りていますが、御札類も全部手折りの手作業です。
こうやって随分と助けていただきながら、何とか頑張っております。来年も無事にお正月が迎えられるかな・・・。