大切な人。
昨日、千手院に30年以上ご詠歌に来てくださっていた大切な人のご葬儀がありました。
高齢により、ここ数年会う機会がほとんどありませんでしたが、最後のお顔はとても穏やかで、当時のままの優しいお顔でした。
ご詠歌を通じながら、一緒にお四国を遍路したり、西国三十三番観音霊場をお参りしたり、毎年秋にはご詠歌の全国大会にあちこちでかけて、宿坊や温泉宿でも本当に楽しい思い出がたくさんありました。
特にお四国のお遍路では最高齢の参加でした。
45番札所、岩屋寺様では同じく四国にいる息子さんと一緒に金剛杖をつきながら、長い坂道、石段を頑張って登っていた後ろ姿は今でも鮮明に覚えています。
お遍路に行く前年にご主人を亡くされ、その供養、そして自分自身のため、そしてその後ろ姿は、これからを生きていく子どもや可愛いお孫さんのためへの「祈る」お姿でした。
一緒にお参りやご詠歌をさせていただいて、私自身も本当に勉強になりました。可愛がっていただきました。
寂しくなるけれども、残された私達は楽しく、たくましく頑張っていきますね。感謝、感謝の涙であります。有難い出逢いをいただきました。
写真がなくてごめんなさい・・・。
浦佐毘沙門堂・普光寺様境内では、菊祭りの準備が始まっています。
信仰心の篤かった故人でした。毘沙門様が、お大師様が必ずお導きくださいます。