思わず…

一昨日、北朝鮮による拉致被害者、有本さんのお母様、有本嘉代子様の訃報をニュースで知りました。
どれほどの無念であったでしょう。計り知ることさえできません。心からのご冥福をお祈り申し上げます。

思わず涙がこぼれてしまいました。
有本さんと、日本人を救えない日本という国の弱さにです。

比較してはいけないのかも知れませんが、アメリカであれば、どんな手段を使ってでも自国民を助けだすでしょう。

前からそうですが、ここのところ頻度を増して「小さなお葬式」「直葬」などのCMが目立つようになりました。
また、実際に直葬は見かける機会が急増しました。

「死生観の変化」「節約志向」「見栄と世間体」「喪主の高齢化」「迷惑をかけたくない」など、葬儀に関する様々なキーワードがでてきますが、恩義ある家族をどうやって見送るかは当然個々の自由であります。

自分をここまで精一杯の力で育て上げてくれた大切な人・・・本人がそこまでしなくてよいと言ってもそうはいかない。俺のできる精一杯の力で送り出させて欲しい。お金の事も気にするな、働けばすぐに元に戻るから大丈夫だ。そうありたいと思う人は結構いるのではないかと思う。

しかし現実は・・・仕事は厳しく給料も上がらない、消費税は上がる、明日はどうなるか分からない、時間もない、夢も感動もない、誇りが持てない、気持ち的にも経済的にも、すべてにおいて余裕がない。心身のエネルギーがない。それが今の葬儀事情の背景にあるように思う。それはイコール日本という国が貧しく、弱くなっているのだと思う。

この数日の寒波で、やっと浦佐らしい雪景色が広がった。
寒くとも、こんな晴れ晴れした気持ちで過ごしたいものだ。未来の子供達のために。

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