山仕事

こちらは3月12日、十二講の御祈願のために信者さんが作ってくれた雪の祠です。今年は雪が少なかったので苦労して作ってくださいました。

十二山大権現さまに、今年の山の安全と五穀豊穣を願って読経祈願のあと、こちらも信者さんが手作りしてくれた弓矢を、1本は祠の的にめがけて、もう1本、山に向けて放ちます。

こうやって春の山の作業に入るのが魚沼の風習です。千手院だけでなく、昔から山に携わって生活をしてきた人達の多くは十二様をお祀りしたのです。浦佐でも個人的にあちこちでお参りしていお宅もあります。

今年は雪が少ないため、早めに山に入り、薪ストーブ用の木を山から出そうと思っていたのですが、お彼岸前から色々と続き、お彼岸に入り、昨日は宗派の最後の仕事があり、やっと今日山に足を運びました。

立木を2本ほど切っただけでしたが、久しぶりの作業でちょっと筋肉痛(^_^;)です。雪の上を利用して滑らせるように木を出すとスムーズなのですが、どんどんと雪どけが進み、あちこち地面がでてきました。早く作業を進めないと山から木を出せなくなってしまいそうです。

山の仕事は重労働ですが、自然の中で、鳥の声を聞きながら、自分のペースでのんびりと作業できるので楽しんでやっています。

そうそう、真言宗豊山派越後宗務支所のYouTubeチャンネルで配信してきた「住職のよもやま話・最終回」のとりを私が勤めさせていただきました。普段ご法事などでもお話したことのある内容です。15分程度ですが、よろしかったら見てあげてください。→コチラ

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