美しさと泥臭さ。
大型連休も明日で終わりですね。皆さんどのような日々でしたでしょう?
私は仕事柄?、毎日ご法事や毘沙門堂の祭礼のお手伝いで終わりそうです。
雪がとけたらとけたで、春の仕事があります。
そのひとつが池の掃除です。
千手院には池が3つあり、祓川から水を引いて鯉を飼っています。冬場は中庭の一番大きな池に鯉を移して冬を越します。春になって水温が上がり始めると池の泥をはけ、きれいに掃除し、鯉たちを何日か薬浴させてから3つの池に分散します。
昨年の新潟福島豪雨で山々が随分土砂崩れにあったせいでしょうか、今年の池はもの凄い泥の量でした。やはり泥は臭いですが、これも大切なお寺の仕事です。
しかし、その泥の中からはきれいな水芭蕉が咲いてくれています。あの泥からこの綺麗な白が生まれるなんて、泥臭さも一気に吹き飛んでしまうんですよ~。
境内の片隅、少し湿気を含んだところを好むニリンソウ!
芽が出たばかりの頃は猛毒のトリカブトの葉とよく似ているとか・・・悲しい事件も起きてしまいましたが、浦佐では食用にはしていないので大丈夫でしょう。
そして、今年の大雪に負けないで素敵な花をつけてくれた桜たちもほぼ終わり、もう葉桜です。
お地蔵様に桜シャワー。。。本堂や境内をドタバタ走り回りながらも、春は本当に良い季節ですね~、感謝!!!