いいご法事でした
今日はある方のご法事がありました。
すき間だらけの山寺なので、暖房設備がしっかりせず寒い思いをさせてしまいました。スイマセン
とてもいいご法事でした。
故人のことを想う気持ちがとてもよく伝わり、寒い本堂でしたが暖かいご供養を上げていただきました。
まれにですが、お経を上げていたり、法話をしているとき、サーッとした冷たい空気が流れることがあります。そのようなときは何か悲しくなってしまうんですね。
今日のような暖かで、気持ちの良いご法事が続くことを願います。
おときの席である年配の方が話をしていました。
「若い頃と違って、最近の同級会では必ず、病気、健康、誰々が亡くなったとか、そんな話で盛り上がっちゃうんだよね~。前は仕事とか、昔は誰々が好きだったんだとか、それで盛り上がったんだけど、話の内容が全然変わってきたんだよねぇ~。」
そして、そんなことを話せる「場」が大切だとお話をされていました。
まさしくその通り!と思ったので、話が長くなり、席を立つのが遅くなって他の方にはご迷惑をかけてしまいました。
「生老病死」の四苦の世界だと思います。誰も逃れられない世界。
仏教の一番基本、根本的な教えだと思います。
そして、それらの想い、感じることを語りあえる「場」がとても大切だと思います。お寺は「生老病死」の四苦を少しでも和らげたり、取り除く「場」であるべきだと思うし、そうあるようにこれからも努力したいと思います。
固い話になってしまいましたが、もちろんそれだけでなく、楽しみのある愉快で笑いある「場」なんですよ!