さらば。

昨日は栃尾のお寺で開かれた「第36回栃尾郷奉詠大会」に18名で参加してきました。
浦佐にゆかりのあるお寺様で、そちらのお寺が会場になる時にはいつも声をかけていただいているので、バスを仕立てて参加してきました。帰りにお土産で買ってきたジャンボ油揚、おいしかった~!

帰り際から雨が降り出し、夜もシトシトと雨模様・・・。
しかし今日は良いお天気になりました。梅雨とは思えない爽やかな風が吹き、夜にはお月様が明るく照らしてくれています。

今日は悲しい別れの日となりました。
長年、浦佐城跡、薬師様の草刈りをしてくれたり、毎年5月8日の祭礼の日に薬師如来を背負って山に登ってくれたり、冬囲いをしてくれたり、本当にお寺に尽力して下さった方のご葬儀でした。

浦佐城跡にはその方が奉納して下さった稲荷様の鳥居が残っています。とても機械が入るところではなく、大人3人が手作業で、山の下から苦労してあげた物だとよくお話を聞かせてくれました。こともあろうか、今回の訃報を聞いたのは、その鳥居周辺で草刈り作業をしている時でした。偶然・・・という言葉で片付けたくないご縁を感じています。

その方々が細々ながらも守り伝えてきてくれたおかげで今の千手院、浦佐城跡、薬師様があるのですから。
葬儀を終えて、心が新たになりました。できる限りの力で、恩に報いたいと・・・。

葬儀には様々な関係者が集まります。いかに自分が一人の力で生きていけないこと、一人の人間が生まれて、死んでいく事の重み、様々な人の「おかげ」で生きていられることを実感できる場でもあります。ですから私は「葬儀は必要ない」という人の心がなかなか理解できません。故にその大切さを伝えていくことが私の努めのひとつなのでしょうね。

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