薬師さまのご縁日

昨日の嵐はすごかったですね。

北海道での竜巻の被害、心からお見舞い申し上げます。

そんな嵐の中、千手院では昨晩から今日の午前中まで秘仏の薬師如来さまがご開帳となりました。

昨晩は嵐の中でも30名ほどのお参りをいただき、お護摩修行を厳修致しました。有り難かったです。

「本尊様は千手観音さまじゃないの?どうして薬師さまがあるの?」とよく聞かれます。

千手院の本尊様はお寺の名前の通り「千手観世音菩薩」さまです。しかし、千手院裏の山に浦沢城という山城があったんです。

そこの城主が住民の健康を祈願するために薬師如来を祀り、その祈願を千手院住職が担当をしてきた歴史があるんです。

ですから、裏山の山頂には小さいですが薬師様の祠が残っています。

それで千手観音さまと共に薬師如来を祀っているんですよ。

また伝統として春の5月8日と秋の11月8日の年2回、ご開帳をし、お参りをいただいている訳です。前日はその宵晩です。

春には「薬師さまが山に登り」秋には「薬師さまが山を降りてくる」といわれるようになり、春には薬師さまを担いで山頂に上がり、御神酒や山菜、春の山の恵みをいただきながら健康を祈願する風習が生まれ、今に至っています。

そしておもしろい?ことに千手院には薬師如来像が実は3体あるんです。

初めてお参りをされる方は説明をしないと分からなくなるんですが、画像中央の一番高い所にいるのが、本尊の千手観音さま、その真下にいるのが秘仏の薬師如来(代々の城主が守ってきたもの)。

柱が中央に2本見えますが、右の柱の右側に祭壇が飾ってあり、そこに見える仏像が担いで山頂に上がるための薬師如来。

もう1体、本尊千手観音さまの真下に秘仏の薬師如来があり、その右側に大きな厨子があります。そこにもう1体の薬師如来が祀ってあります。

このお厨子には昭和6年まで、毘沙門天が祀ってありました。

昭和6年に隣の毘沙門堂が全焼した際、町全体のショックがあまりに大きく、そこから復興するためにもまず毘沙門天を祀らなければ・・・ということで、移座された毘沙門天がその厨子に入っていたとの記録が残っています。現在も毘沙門堂に祀られています。

やはり、浦佐は毘沙門さまを中心にまとまっていたのがよく分かります。そしてこれからもそうあって欲しいと強く思います。

その空いた厨子をそのままにしておくのは・・・?ということで千手院先代の賢能和尚が薬師さまが秘仏なので御前立ちとして新たな薬師如来像を祀ったのです。

ちょっと複雑ですいませんです。

また過去帳の記録の中には、ある御住職の枕元に薬師如来が現れ、「ここを掘ると薬師の霊水がでる。」とのお告げがあり、その通りに水が湧き出てきた。との霊験も伝えられています。

その霊水は現在もお寺で使うお茶などに使用させていただいていますよ。

そんな霊験ある薬師さまのおかげでしょうか?今日は昨日とはうってかわって気持ちよいお天気でした。

昨日の寒波で越後三山も山頂付近がうっすらと白く雪化粧をしました。画像では見えるかどうか???

薬師さまにも山を降りていただき、これからゆっくりと冬を迎えます。う~さぶっ!

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