色の相性
昨年、あるお方から寄付していただいて植えた紅葉です。
紅葉にもいろんな種類がありますが、この品種は夏でも先の葉が赤く色づいて、緑の中にあると一際目立ちます。
その色を引き立たせる色ってありますよね。デザインの業界など専門分野はあるのでしょうが、仏教と共に日本に伝えられた陰陽五行説の世界でも一定の定義がされているようです。
青(緑)は赤(朱)を引き立たせ、赤は黄色(茶)を、(黄)茶は白を、白は黒を、黒は青(緑)を引き立たせるというものです。これを相生(そうじょう)といいます。
また、一方で正反対に位置する色として、赤(朱)と黒、青(緑)と白も互いを際立たせる色として説かれています。黄色はすべてに通じる色とされていて、これに当てはまりません。これを相克(そうこく)といいます。
この色は全部で五色ありますが、自然界を観察する中から生まれてきた色の定義で理論付けがされています。
そんな事を頭の片隅におきながら、町中の色使い、看板や洋服などを見てみると意外とおもしろいですよ~!!!