強者どもが夢の後・・・
毎年恒例になりました。3月3日の裸押し合い大祭が終わると、あの熱気はどこへやら・・・、静寂な毘沙門堂が戻ります。
毘沙門堂に通じる長廊下にも、お祭りに使用された筵が干され、何ともいえない風情を感じます。
昨日、たった1日だけ、と~っても快晴になりましたが、今日もまた冬に逆戻り・・・朝から雪が降り続いています。
今日はご葬儀の助法と、仏像修復のために専門家のMさんからお話を聞く時間をとりましたが、寒いのなんの・・・、そんな中を午後からみっちりお話を伺えました。修復家のお顔が見えて、直接色々なことを聞いたり、お話できた時間はとても貴重なものでした。
さて、昨日は浦佐駅の東側、八色の森公園で子ども雪祭りとやらがあったので、ちょっとでかけてみました。
最高のお天気の中、スノーチュービングやスノーモービルがバナナボートを引っ張ってくれたり、子ども達も本当に楽しそうでした。お天気も良かったので大勢の人の姿がありました。
地元の食材を使った出店もあり!
そして十二講のお祭りも行われました。
千手院でも3月12日にはささやかにお祭りをしますが、かなり大々的にやっているようで、どんど焼きのような藁が積まれて火もつけていました。十二講とは、十二山大権現という山の神を祀り、山の安全祈願祭・・・といったところでしょうか。この3月12日をひとつの節目として、春の山仕事が本格的に始まります。秋に切っておいたボイ(枝)を、春先になると掘り出し、雪の上を滑らせたりして山から下ろす作業が春の主な山仕事でした。そのボイが要するに薪、日々の燃料になっていた訳です。それを「ボイ出し」と言うそうですが、私が子どもの頃はすでに電気の時代になり、ボイの需要はほとんどなくなっていましたので、私自身はボイ出しの経験はありません。
点火されて、越後駒ヶ岳をバックにどんどんと火が燃えがっていきます。スルメも焼いていましたよ。
本当はこんな良いお天気がどんどんと続いていく3月ですが、まだしばらく寒気は居座りそうです。